
体外衝撃波
体外衝撃波
大谷翔平選手をはじめ、世界中のトップアスリートが使用する最新治療です。体への負担が非常に少ないうえに、傷んだ組織の修復を促す根本的な治療として注目されています。
当院では、拡散型体外衝撃波(STORTZ MEDICACL社 MASTERPULS ONE)を導入しています。
衝撃波とは、音速を超えて伝わる「圧力の波」のことです。
この衝撃波を皮膚から患部にあてることで、痛みを和らげる効果と、組織を根本的に修復する効果が期待できます。
1980年代から腎臓結石などに対して使用され、手術をせずに石を砕く画期的な治療が広く行われてきました。近年、欧米を中心に整形外科領域でも応用され有効性が示され、世界60か国以上で使用されている近年注目の治療機器です。
体外衝撃波の効果は大きく分けて2つあります。
痛みの原因となる自由神経終末や痛みの伝達物質を減少させることで早期の除痛が期待できます。また、炎症の原因となる物質(サイトカインなど)を抑制することによって、長期的な除痛効果が期待できます。
血流改善効果および、コラーゲン産生を促す成長因子を産生する効果によって、傷んだ組織に新生血管を誘導することで根本的に組織修復を促します。
※一般的に3~5回の繰り返し治療で効果が確認されています。
※体外衝撃波による治療は完全な除痛を保証するものではありません。患者さんにより治療効果や治療期間が異なりますが、文献報告では、治療効果は60〜80%と報告されています。
肩
石灰沈着性腱板炎、五十肩など
肘
テニス肘、ゴルフ肘、野球肘、肘部管症候群など
手
ばね指、腱鞘炎、手根管症候群、ヘバーデン結節、母指CM関節症
膝
ジャンパー膝(膝蓋腱炎)、ランナー膝(腸脛靭帯炎)、オスグッドシュラッダー病など
足
足底腱膜炎、アキレス腱付着部症、有痛性外脛骨、シンスプリント
首・腰
肩こり、腰痛など
効果を最大限に得るために、照射をして痛みが誘発される部位に照射をしていくため、少し痛み(鈍痛)を伴います。また、帰宅後も数日間、痛みを生じることがあります。
下記のようなことが起こる可能性があります。
当院での体外衝撃波は運動器リハビリテーションの一環として取り入れ保険診療で行っており、体外衝撃波治療としての費用はいただいておりません。
*主に、理学療法士や作業療法士が照射をおこないます。
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