「笑顔と健康」を
「そごう整形外科クリニック」のホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。院長の十河英司(そごうえいじ)と申します。
私は23年間、大阪大学整形外科関連病院において外傷や脊椎疾患、関節疾患など多岐にわたり経験を積んだのち、上肢(肩・肘・手)の領域を中心に診療をおこなってまいりました。
『病は気から』『健全な精神は健全な肉体に宿る』といったことわざがありますが、人が健康を実感するためには「からだ」と「こころ」のバランスを保つことがとても大切なことだと考えています。「からだ」と「こころ」は常に一心同体。どちらが壊れても健康を実感することはとても難しくなってしまうからです。整形外科専門医として患者さんひとりひとりの「からだ」に合わせた最適な治療を提供するとともに、不安や悩みを少しでも取りのぞけるように患者さんの声に耳を傾け患者さんの「こころ」に誠実に寄り添う診療を心掛けています。
これまで「患者さんに元気になってもらいたい」という想いを持ち続けてこられたのは、私自身が日々の診療の中で患者さんに元気づけてもらってきたからにほかなりません。「ありがとう」「先生の顔みにきたよ」と信頼して受診してくださる患者さんの何気ない言動が疲れた心と身体を癒し力を与えてくれるのです。患者さんから感謝の気持ちをいただくことは、まさに「医者冥利に尽きる」瞬間なんだと実感しています。これからも「患者さんを元気に」というシンプルだけどとても難しい課題に取り組み、時には元気をもらいながら真摯に診療に向き合いたいと思っております。
いきなり大きな病院に行くのは気が引けるような場合でも、まずは気軽に相談できる安心・信頼いただけるクリニックであり続けられるよう努めますので、どうぞ末永くよろしくお願いいたします。
生い立ち
私は、捕鯨発祥地である和歌山県「くじらの町」太地町で生まれ育ちました。気候も住む人々も穏やかでとても素敵な町ですが、街なかにはコンビニや信号機もなく実家の玄関からダッシュすれば10秒で海に飛び込めるような田舎町です。子供のころから釣りをしたり、海や野山でいろんな生物を捕獲したり、基地を作ったりと毎日が冒険のようにかけまわり真っ黒に日焼けしていました。小学校は野球、中学・高校はバスケットボール、大学時代はウィンドサーフィン部に所属し、その他にもスキーやスノーボードなど様々なスポーツを経験してきました。現在は体力の衰えを感じながらもゴルフやサイクリング、時に娘たちを連れて滝や渓流などを眺めながらトレッキングしたり旅行をするのが趣味です。
ロゴマークについて
当院のロゴマークは、「そごう」と「整形外科」のイニシャルである『S』と、故郷くじらの町太地町にちなんで「くじらのしっぽ」をモチーフにしています。くじらが海面から潜っていく際に「くじらのしっぽ」を見られることはとても貴重なことであり、見られた人には幸運が訪れるといわれているそうです。
当院に来てくださる患者さんをはじめ、地域住民の皆様、当院にも『幸運』を運んでくれることを祈願してロゴマークをデザインしました。
医師を目指すきっかけ
叔父が田舎で開業医をしていたこともあり、病気やケガは何でも叔父に診てもらっていました。90歳をむかえた今も現役医師として60年近く田舎の地域医療を支え続ける叔父の姿は、まさに自身が理想とする医師像に重なります。そんな姿を身近にみながら医師へのあこがれが強くなり、高校からは心を入れ替えて勉強にも取り組み医学部に進学しました。
また、敬愛する祖母が晩年、大腿骨と背骨をたて続けに骨折してしまい自立した生活が送れなくなったのを目の当たりにしたことで整形外科医の道をこころざす決意をしました。祖母は100歳で天寿を全うしましたが、晩年は思うように動くことができず認知症をわずらう姿を見ることはとても悔しくやるせない気持ちでいっぱいでした。同じような境遇で苦しむ患者さんやご家族の助けになれるよう、なるべくそういった状況にならないように、かかりつけ医として責任感をもってサポートしていく所存です。
開院への想い
人生100年時代が到来している昨今、「健康寿命を延ばすこと」つまり、いかに心身ともに健やかに自立した生活を送ることができるかということは世界中で最も重要な課題のひとつといえます。
いつまでも健康に自分の思い描く人生をイキイキと過ごしたい、というごく当たり前の気持ちに応え実現するためには、些細な悩みや症状に対しても早期に対処し予防を含めた「からだ」と「こころ」のケアを継続することがとても大切です。その役割を果たすべく気持ちを新たに開院の決意をいたしました。
近年医学は細分化され、どの病院の何科を受診すれば良いのかさえ難しく感じることも多いと思います。「なんでも診れてなんでも治せる医師」になることは難しいかもしれませんが、少なくとも「なんでも相談できる医師」でいられるよう皆様のかかりつけ医として多様なニーズに幅広く対応できるようこれからも精進いたします。
当院のモットー
わたし自身が医師として、また人として大切にしていることは、「謙虚であること」と「思いやり」です。自身がこのモットーを体現できず自省することもありますが、穏やかにハッピーに生きるために、自分にとって大切なキーワードであると考えています。患者さんに対してはもちろんのこと、当院で働くスタッフ同士も含め、謙虚さを忘れずに思いやりをもって人と関わっていけるようなクリニックを作っていきたいと思います。
まずは気軽に来院していただき皆様のお悩みをわたしたちにご相談いただけたら幸いです。