2025年10月01日

病院でこんなこと言われたことはありませんか?
「体重をおとしましょう」「運動して筋力をつけましょう」
肥満は、整形外科においても腰や足・膝・股関節といった主に腰から下肢の関節に大きな負担となって痛みや変形の原因となります。下肢の関節には体重の何倍もの負荷がかかると言われています。何十年にもわたり負荷がかかり続けるため、体重が数㎏増えるだけでも、関節への負担の積み重ねには大きな違いが出てしまします。

年齢とともに新陳代謝も低下していく反面、間食や過食などの食習慣を変えるには相当に強い意思が必要になりますし、継続的に維持することはとても困難です。
そこで、当院では食事療法の一環として、「GLP-1/GIP」という成分を含む薬を用いることで過度な食欲を抑えながら、肥満症を改善するダイエット外来を行っています。
GLP-1/GIPはインスリン分泌を促進する作用をもち、糖尿病の治療薬として承認されている薬剤です。食欲を抑制する効果も併せ持つため、海外では、以前から肥満症の治療薬として広く使われている薬剤です。その他、心臓や腎臓などを保護する効果もあると言われており肥満症で負担のかかった内臓にも良い効果をもたらす一石二鳥の薬剤と言えます。

これらの薬剤を内服もしくは皮下注射で投与することによって、無理のない体重減少が期待できます。ダイエット目的の治療は自費診療でおこなっています。興味のある方は、お気軽にご相談ください