2025年10月23日
前回に引き続き、ばね指についてです。
当院では、特殊な機器(写真)を用いることで、約2mmの皮膚切開でばね指手術(腱鞘切開術)をおこなっています。
【縫わずにすむばね指手術】の特徴
・傷が約2mmと非常に小さく目立たない
・縫わずにすむ(抜糸も不要)
・早期に手洗いや水仕事ができる(術翌日から可)
・術後の痛みが少ない
・仕事復帰やスポーツ復帰が早い
【通常の手術】
従来の手術では、約15mm皮膚を切開するため、手術終了時に皮膚縫合が必要となり、傷の処置や抜糸がすむまでの約10日前後、水仕事ができないという欠点があります。
【当院の手術】
当院の手術は、『身体の負担』『社会的負担』『医療費の負担』を最小限におさえることができる1石3鳥の治療です。
・当院の手術方法では皮膚切開が2mmと非常に小さな傷でおこなうため、皮膚縫合そのものが不要で、出血もほとんどなく術後の痛みや腫れも少なくすみます。そのため、日常生活やスポーツ・仕事などへの復帰が早く『身体の負担』が少なくすみます。
・手術後、傷の処置がほとんど不要なため、病院通院回数が少なくてすみ、早期に水仕事や入浴が可能となるため、会社を休んだり、家事を控えたりなどの『社会的制限』が最小限ですみます。
・従来の手術では、術前検査をたくさんしたり、手術後の傷の処置の通院なども含めて、手術技術料以外にかかる費用が少なくありません。当院の手術は通院回数が少なくてすみ、傷の処置も自分で行えるため医療費負担も最小限におさえることができます。
*「切らない腱鞘切開」を自費診療(高額)でおこなう施設もありますが、当院でのばね指手術は保険適応で、手術手技料は3割負担で約7,000円です。なお、傷の大きさは「切らない腱鞘切開」と同等です。
*当院の“縫わずにすむばね指手術”はこのような方におすすめします
・仕事が休みにくい方
・早く手洗いや水仕事がしたい方
・痛みに弱い方
・大きな傷を残したくない方
・早く仕事やスポーツ復帰したい方
→気になる方は、ホームページ『縫わずにすむ腱鞘切開』ページもご参照ください。