傷の初期対応について|西宮市の整形外科・リハビリテーション科|そごう整形外科クリニック

〒663-8006兵庫県西宮市段上町1丁目14番9号

0798-39-9913

         WEB順番予約
そごう整形外科クリニックヘッダー画像

傷の初期対応について

傷の初期対応について|西宮市の整形外科・リハビリテーション科|そごう整形外科クリニック

2025年9月19日

傷の初期対応について

「転倒して膝を擦りむいた」「手を切ってしまった」などなど、生活上のあらゆる場面で「傷」ができてしまう状況はあると思います。

もちろん、病院に行くということが基本にはなりますが、ケガ直後から病院に行くまでの初期対応を覚えておいて損はないと思います。

基本その1 出血がある場合

血が出ている時は、ガーゼなどで圧迫します。なければハンカチなどでも代用できます。数分間は圧迫をおこなって、それでも出血が止まらない場合は、さらに圧迫を続けましょう。

基本その2 傷を洗い流す

出血が多い場合は圧迫止血を優先しますが、少し出血している程度なら、シャワーや水道水で、傷とその周辺をしっかり洗い流しましょう。傷の周辺には、少なからず細菌が付着しています。場合によっては、土や砂利などが傷に付着していることもあります。その細菌をしっかり洗い流すことは、後の感染(化膿)を予防するためにとても大切な処置です。「水道水じゃ、細菌が入ってしまうのでは?」と心配になるかもしれませんが、細菌感染を防ぐためには、まずは傷についた汚染物を十分に洗い流すことがとても重要です。水道水で洗浄することで、感染(化膿)のリスクを減らすことが医学的にも証明されています。

基本その3 「RICE」

ケガをしたときの対処として、「RICE」という言葉がありまます。

「R」Rest    局所を安静にします。

「I」Icing     局所を冷やします。

「Compression」 圧迫します。

「E」Elevation  挙上;ケガをした部位が、心臓よりも高い位置に挙上することで、痛みや腫れ、出血を最小限におさえることができます。

「RICE」は、ねんざや骨折などのケガでも効果が期待できます。上記の初期対応をおこないつつ、病院に行く段取りをしていただければ治療もスムーズになります。ケガをされた際には、当院にお気軽にご相談ください。

TOP