ヘバーデン結節・ブシャール結節について|西宮市の整形外科・リハビリテーション科|そごう整形外科クリニック

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ヘバーデン結節・ブシャール結節について

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2025年9月03日

ヘバーデン結節・ブシャール結節について

「ヘバーデン結節」は、指の第1関節(DIP関節)、「ブシャール結節」は第2関節(PIP関節)の軟骨がすり減って、痛みや変形を生じる病気です。変形性関節症の一種で、40代以降の女性に多い傾向があります。ブシャール結節は、ヘバーデン結節をの約20%に合併すると言われています。

原因:原因は不明ですが、女性ホルモンの影響や遺伝性、使い過ぎなどが関与していると考えられています。

診断:通常、症状とレントゲンで診断します。関節軟骨のすり減りや、骨棘(こつきょく)と呼ばれる骨の出っ張りなどがあらわれます。関節リウマチなど他の疾患との鑑別のために、採血などを行う場合もあります。

【治療】

根本的な治療は確立されておらず、テーピングや装具での局所の安静や、投薬が中心になります。冷えると痛みが悪化しやすいため、温める方が楽になる場合が多いです。

近年、「メノポーザルハンド」という言葉が注目されています。訳すと「更年期の手」です。閉経前後の女性では、ヘバーデン結節のみならず、腱鞘炎や手根管症候群など多くの手の疾患が発症しやすく、女性ホルモンとの関連が示されています。保険適応外ではありますが、女性ホルモンの補充療法として、「エクオール」という成分をサプリメントで服用することで症状が改善する可能性が期待できます。

手術療法

どうしても痛みが改善しない場合には、DIP関節を動かなくしてしまう固定術という手術などが検討されますが、実際に手術をお望まれる患者さんは多くありません。痛みは改善するものの、第1関節が動かなくなるというデメリットがあります。

個々の病状によって対処方法がありますので、是非お気軽にご相談ください。

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