2025年11月19日

「ヘルニア」という言葉を知っている方は比較的多いのではないでしょうか?
「椎間板ヘルニア」「そけいヘルニア」「脳ヘルニア」など、いろんな科で使われる病名です。
では、そもそも「ヘルニア」って何?となると知らない方も多いと思います。
「ヘルニア」とは「体の組織が本来あるべき場所から逸脱した状態」のことを言います。
そけいヘルニアは、通称「脱腸」と呼ばれ、腸がお腹の筋肉の膜が弱くなった部分から外に飛び出した状態のことを言います。
整形外科領域では、椎間板ヘルニアがあります。
椎間板とは、背骨の骨と骨の間にある繊維軟骨と呼ばれる組織で、クッションの役割などを果たしています。椎間板は、円盤状で外側は硬い組織ですが、内部には髄核(ずいかく)と呼ばれる柔らかい組織があります。椎間板が傷むと、この髄核が外に飛び出して、隣接する脊髄や神経を圧迫することで症状を生じます。

椎間板ヘルニアとは、この髄核が飛び出してしまった状態のことをいうのです。
MRIなどで、ヘルニアが確認されても無症状な場合もありますが、腰痛、神経痛、運動麻痺、排尿・排便障害など多彩な症状を呈することがあります。特に脚のしびれや動かしにくさなどがある場合にはMRIでの精密検査が必要な場合がありますので、まずは気軽にご相談ください。